【新唐人2017年9月29日】
香港の「雨傘運動」が3周年を迎えた9月28日、当局に逮捕され収監されている元学生リーダーの黄之鋒、周永康両氏がそれぞれ香港人の団結を訴えました。
黄氏は28日付英紙「ガーディアン」に文章を寄稿し、獄中にあって家族や友人と会えないことは比類なき苦しみだが、雨傘運動に貢献したことに誇りを抱いている、と書き綴りました。
自身が投獄されたことについて、「長く苦しい民主化への道のりにおいて避けては通れないこと」と捉え、逆境は闘志を燃え立たせ、香港人を覚醒させると述べています。
周氏は友人を介して感慨を発表し、「我々には我々の時代の使命がある。退かず、恐れず、時代の呼びかけに従うだけだ」と民主化運動の継続を訴えました。
周氏は10月1日に香港民衆が再び集結して圧政に抗議し、民主運動の精神を表すよう呼びかけ、「この身は獄中にあろうとも、心はあなた方と共にある」と綴りました。
司法の独立 香港のランキング5位下がる
世界経済フォーラムは9月27日、最新の世界競争力報告を発表しました。137カ国・地域のうち、香港の総合競争力は昨年より3位上昇し6位となったものの、司法の独立については昨年の8位から5位下がって13位となりました。
香港市民は、雨傘運動が発生した後、中国政府による香港の自治への介入が増加し、司法の独立は後退し、香港の法治の基盤が揺らいでいると考えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/09/29/a1344422.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)